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キャーイクサーンな幻想入り(仮題

 愚痴愚痴してないで新作(と思われるもの)を公開します。
 基本的なことは全部決まってたのであとは作るだけ状態です。

 ですが臆病な自分はいきなり新作できたよ~、と公開するまでにいたりませんでした。なので試作品、お試し版、プロトタイプみたいなものを公開して反応を見ようという感じにしたいと思ってます。

2/12追記:動画として本編をうpしました。
こちらとはしっかりつながってる話になってます。
 ご意見、ご感想、ご提案、キャーイクサーンなどありましたら拍手、コメント、メールやメールフォームにどうぞ。誤字脱字の指摘も受け付けてます。

 原稿用紙に換算して18枚分ほど。今回はそんなに長くないです。あとがきは今回あとがきにならなかったです、はい。


この作品はフィクションです。登場する人物は原作に基づくもの、または架空のものです。登場する場所、団体は実在のものとは関係ありません。

この作品は「東方project」を原作とする二次創作であり、ニコニコ動画にアップされた動画「俺が幻想入り」の派生作品です。
二次創作、三次創作、原作には登場しないキャラクターの登場、キャラクター崩壊、ニコニコ動画ユーザー向けのネタ、パロディ、オマージュなどに嫌悪感を感じる方はごらんにならないことをオススメします。

さらに前作の「魔理沙とにとり現代入り」とはまったく関係のないパラレルワールドのお話となります。


キャーイクサーンな幻想入り 第?回

「ごっすん、ごっすん、五寸釘~」
 アラームだ…。起きないと。
「壱弐参壱弐参、123,123、いちにーさん」
 サイドキーでアラームを止める。昨日は早く寝ようと思ってたのに、結局1時くらいまでパソコンの前でキーボードをカタカタやってた。
 駄目だ、あと1分。
 ……。
「たとえ~、このみ~が~、だ~れかの刃になろうと~」
 コノミってのは僕の名前のことを言っているのではなく、「この身」であるということはよく分かっているけど、どうしても反応してしまう。
 今度こそしっかり起きる。時間は6時2分。

 由比ガ浜駅から6時50分頃の江ノ電に乗る。席はいつもどおり進行方向向かって右側。ここからだと海が良く見えて晴れの日はいい景色になるから好きだ。
 iPodに入れてある「卯酉東海道」を発車と同時に流す。こうするとほぼアルバムが終わると同時に学校に着く。このアルバムが一番好きだし、東海道を眺めながら聴くにふさわしいアルバムだからこれをいつも聴いてる。帰りは結とか舞香と一緒だから聴いてないけど、一人のときはやっぱり聴いてる。3人の中でフリーなの僕だけだしね、よくあること。
 ヒロシゲと江ノ電が発車する音を聞くと、バッグから手帳を取り出して今日もネタ出し。やっぱり次回はいくてんで書きたいなぁ・・・。世間はマリアリが俺のジャスティスとか生涯パチュマリ一筋とか言われてるけど(幅の狭い世間)やっぱりいくてんが俺のオアシスだよね、うん。
 よくあるパターンだと天子が問題起こして衣玖さんが解決ってのが多いから、逆のパターンも考えてみたい・・・。でも「空気を読む程度の能力」を持つ衣玖さんがそうそう問題を起こすとは思えない。だから衣玖さんとは別のキャラが問題起こして、意外にも天子が問題を解決するってパターンがいいかも。となると、誰がトラブルメーカーになってくれるかということになる。やっぱり緋想天参加組から選ぶのが話を作りやすそうだけど、誰がいいかなんだよなぁ。
 そんなことをを考えてるうちに江ノ島が見えてきた。俺の家も近い…というのはサザンの曲で、今聞いてるのは彼岸帰航。
 そうだ、小町にしよう。

「でね、キョウったら格闘ゲームやりだすんだよ。女の子とゲーセン来てそれはないでしょ」
 お昼休み、いつものメンバーと昼食。そこで結は昨日あったことをベラベラとしゃべりだす。メールでも聞いたんだけどなぁ…。
「なら、結も一緒にやるといいよ。あのシリーズ女の人にも人気あるから」
 可愛い男の子もいるしね。
「格闘ゲームって難しくない?」
「初心者でも強キャラ使って暴れるだけで5ステージくらいはいけるって。それに稼動したばっかりだからCOMレベルもあまり高くないし」
「強キャラって?」
「他のキャラに比べて使いやすい、攻撃力がある、コマンドが簡単とかそういう総合的に強い分類に入るキャラのこと。GGでいうと赤いやつとか青と白のやつとか」
 舞香が解説してくれる。そういう舞香のメインキャラはエクゾシストみたいなことやってる人だったりする。僕はパーフェクトな男が好き。
「じゃあ、結は何がしたいの?プリクラ?」
「うん、やっぱり定番でしょ」
 まあ、確かに。僕たちも好きだし。
「クレーンゲームとかもありじゃない?彼に取ってもらうとか」
 そう言う舞香のバッグは週変わりでキーホルダーが変わる。あれ全部とってもらってるのか。
「あの人ヘタクソだもん。本当に格闘ゲームとロボットゲームしかやらないんだから」
「私は最近週に1回ぐらいしか行ってないなあ。あいつバンドの練習とバイトばっかりで」
「男なんてみんなそうだよ。自分の好きなこととかそういうのにしか興味なんだわ」
 と麦茶を焼酎みたいに飲む結。あくまで「みたいに」ね。
 趣味に没頭するのは僕もだけどね。そんな自分は男として生まれるべきじゃなかったのかとたまに思う。
「でも、バンドとかやってる人ってかっこよくない?」
 たとえば、某教団とかsoap shopとか。メジャーなところをいうとサザンとか、アジカンとかバンプとか。
「…どったの?」
 二人が僕の顔をじっと見てる。ほっぺにチョココロネのチョコでもついてる?
「へ~、コノミもそういうこと思うんだ」
「てっきり、ゲームのキャラとかそういうのばっかり好きだと思ってたよ」
 僕みたいな人間ってやっぱりそう思われてるようだ。自然と(=ω=,)って顔になる。
「そりゃそうだよ。僕だってライブとかでギター弾いてる人見て『素敵だな』とか思うよ。この前はメイド服着てたけど」
 そういうと二人は残念そうな顔をする。
「な~んだ」
「やっぱりそっち系なんだ」
 ここでメイド服を着てるのは男、と言ってもいい空気なのかは判断できなかった。

 お昼はあんなこと言ってた二人は、やっぱり今日も男のところへ行ってしまった。まぁいいけどね~(=ω=,)ヤレヤレ。
 僕は家に帰るなりさっそく机の上のアレを手に取る。
 一件単なる木箱。100円ショップで売ってそうな感じのヤツ。でも「スキマの箱」といってスキマ妖怪八雲紫女史曰く、ボーダー商事の新商品の試作品。これが実用化すれば現実逃避したいサラリーマンから2次元世界への憧れを持つヲタクまで自由に幻想入りできるというすばらしいアイテムだそうだ。
 僕はそのテストとして幻想入りする人間に選ばれたのだ。最初に幻想入りした日には感動のあまり寝れなかった。
 使い方は簡単。箱を開いて覗き込むだけ。これで博麗大結界を超えられるからすごい。
 ただし使うには制約があって時間は15時から24時の間、それまでに帰らないと次の日まで幻想郷に閉じ込められる。さらにケータイみたいな電子機器も持っていくと壊れるかもしれないので持っていかないようになどの注意点がある。
 というわけで今日も早速幻想郷に行ってみたいと思います。最近は暑いのでペットボトル持参。トートバッグに入れて準備OK。
 ちなみにあっちに行ってる間、こっちでは僕は寝ているということになってるらしい。なんでかよく分からないけど。
 もしかしたら僕の魂と精神が結界を飛んでいるのかもしれない。でも今日の荷物みたいに物理的に移動してるもののあるしなぁ…。あっちでジュース飲めば帰ってきたときには減ってるし、やっぱり謎だ。
 箱を開けて覗き込むと、そこには別世界が広がっている。

 気がつくとそこは幻想郷。豊かな自然、おいしい空気、日本中の田舎という田舎を探してもこんな場所はなかなかないだろう。
「こんにちは、コノミさん」
 親方、空から女の子が…じゃなくて、僕のボディガードとガイドをやってくれる素敵な女性が華麗に降りてくる。可愛いZUN帽、美しい衣をまとい、理想的なスタイルにきれいな顔。
「こんにちは、衣玖さん」
 美しき緋の衣、永江衣玖さんだ。今日も素敵っ。
 どういうわけか衣玖さんは僕の位置が正確に分かるらしい。そんな能力は持ってないはずなんだけどなぁ。
「今日はどうしましょうか?」
「特に考えてなかったなぁ…、のんびり出来る場所ってないですか?」
 いつもは何かしようとかどこ行きたいとか決めてあるんだけど、今日は本当に何も考えてなかった。そういう日もいいかな。
「そうですね…」
「のんびり歩きながら考えましょうか」
「そうですね」
 とさわやかな笑顔の衣玖さん。キャーイクサーン。
 時期は外の世界も幻想郷も夏。セミが鳴き、日差しが強い日が続く。でも今日の幻想郷はなんとなく涼しい感じがする。
「衣玖さんは恋人とか欲しいって思います?どこかの魔法使いたちみたいに熱い恋愛とか」
 お昼に結や舞香と話してたことがまだ頭の中にまだ残ってる。
「特には…。それにあの人たちは何か違う気がしますけど」
「ですよねー」
 この前はその人たちのおかげでひどい目にあった。幻想郷に来て過去最高の厄日として日記にも記憶にも残っている。ホント、厄神様に厄払いしてもらおうかな。
「僕の友達がね。彼氏がいていっつも『あ~だった』『こ~だった』って話をするんですよ。それで女の子はみんな恋をしたがるものなのかなぁ…って思って」
「人によると思いますよ。価値観の違いだったり、その方の欲しがるものだったり、そういうので変わりますから」
「ですね、僕もそう思いますよ」
 僕は一人っ子だからこんなお姉さんが欲しかったのかもしれない。従姉妹に年上のお姉さんがいるけどなかなか会えないし、あの人は同人活動で僕以上に忙しい人らしい。壁際サークルうらやましい。
 でもそんな僕にはこうして理想のお姉さんみたいな人がいる。それで満足。

 博麗神社まで着いてしまった。本当に何事もなく平和だ。
 鳥居の上で鬼が昼寝をしているのを見るとさらにそう思う。ああ、平和だ。ドロワ丸見え。
「元通りになってますね」
 僕もそう思った。
 ちょっと前に文々。新聞にも載った大事件。第一次スーパーキリサメ大戦(命名僕)によりほぼ全壊した神社は何事もなかったかのようにそこにある。僕は当事者じゃなかったけどとばっちりを食らっている。
「あら、またあんたたち?」
 箒を持ってこれから掃除をしている振りをしようといった感じの霊夢。少しやせた感じがするのは気のせい、きっと、多分。
「あれからまたお賽銭が増えないんだけど、なんかいい方法ある?」
 僕たちに相談するより守矢神社に行って聞いたほうがいい気がする。衣玖さんもそれを思ってるのか苦笑い。
「なんかあったらまた教えて頂戴。あと、お賽銭も入れて行ってね」
 と境内の奥のほうに行ってしまった。この辺を見るとどう見ても掃除したとは思えないけど…。それだから参拝客が増えないのだ、と思う。
「あとで入れていこう」
「そうですね」
 衣玖さんと顔を合わせる。
 前に入れていったらすっごく感謝されたけど初回限定らしく、2回目からはあまりありがたく思わないようだ。多分それもお賽銭がない理由の一つだろう。今度守矢神社にも入れてこよう。あっちのほうがご利益がありそうだ。神様と直にお話できるしね。
 そんな守矢神社にはなく、博麗神社にだけあるものがある。
 それが幻想郷を一望できるこの景色だろう。某ひぐらしにも登場するあの景色とどっちがキレイかと聞かれれば答えるのに迷うほどだ。実際には行ったことないけどね。
 この景色を眺めにここにくることも珍しくない。こういうときにカメラやケータイを持って来れたらなぁ…と思う。今度ブン屋に頼んで写真にしてもらおうかな。
 こうやってまったりと過ごす幻想ライフもいいな、って思う。

 結局何をすることもなく、衣玖さんと会話して過ごしてた。昼寝をしていた鬼が起きた頃には日も落ちかけている。
「お~、へんな気配を感じると思ったらお前か。どうだ一杯?」
 さっそく酒を勧めてきた。そのひょうたんの中の酒は結構強いって話を聞いたことがあるんだけど、どうなのだろうか。
「ちょっと遠慮しておく…」
「私も」
「なんだー、つまらん」
 そう言ってまた飲みだす。5時だ~帰る~酒飲む~って感じ。
「萃香ー、夕飯作るわよー。手伝ってー」
 遠くから霊夢の声が聞こえ、ご飯のにおいがする。もうそんな時間か。
「やだー」
 そう言い返した萃香が、霊夢にズルズルと引きずられてるのを見送る。
「僕もそろそろ戻りますね」
「はい」
「今日もありがとうございます」
「いえいえ」
 衣玖さんはゆかりんに頼まれて(何か握られてるらしいけど)僕のガイドをやっている。給料とかは出てない――と思う――ので僕としては何かかしらの形で衣玖さんにお返ししたいのだけど、今は丁寧なお礼を言うぐらいでそれ以外のことはまだ出来ていない。襲われそうになったところを結構助けてもらってるので何か大きなものでお返ししたいところだけど…。
「じゃ、また明日」
「また」
 箱を覗き込む。するとまた意識が途切れる。

「いぇいぇいぇおー、真上にある~」
 気がつくと僕の部屋。好きな曲のおかげでパチっと意識が覚醒する。
 机の上のケータイが鳴ってる。見てみると結だ。
「ねー聞いてー、キョウがさー」
 と続くノロケなのか愚痴なのか分からないメール。これもいつものこと。
 いつもどおりの反応で返信すると、パソコンを起動させる。今日のことを忘れないうちに日記に書かないと。
 iTunesを立ち上げて曲を適当に選ぶ。某教団の曲が流れる。この曲のタイトルが従姉妹のお姉ちゃんと同じ名前なんだよね。
 さてさて。友人2名とゲーセンでデートしたときに何をするか…。
 僕だったら一緒に音ゲーかな。




 あとがきというなのアンケート
 この話は「お試し」みたいなもので、ブログにうpするように書いてあります。でも作るかもしれない本編とはつながっています。ほのぼの系で進めましたが本編ではあれやこれややる予定なのでこれ以上に動くと思っていいです。
 設定、世界観、解釈、主人公はそのまま出てきます。いきなり別の人にはならないです。

 このノベル(記事?)に対してコメントや拍手が多かったら本格的に動画作成に入ろうと思います。
 動画の仕様(予定
・ノベルタイプ(絵は描けたら入れたいです
・クロスオーバーフリー(幻想入り、現代入りともできたりします
・アンケートで行き先など決定方式。
・時系列ばらばら。
・ネタが尽きるか、幻想入りが本当の意味で「幻想入り」するか、ニコニコ動画がなくなるまでは続ける予定。
・週1の更新頻度を落としてややマイペースに更新の予定。
・動画版では日常パートは削られます。日常版重視はブログに公開。
・ギャグは削られません。むしろ増えます。

 あとタイトル募集。「キャーイクサーンな幻想入り」は風呂の中で鼻歌歌ってるときに思いついたもの。もうちょっとましなタイトルを考え中。これについてもコメントかメールください。

 需要が多くなければ、このブログでちびちびやる予定です。

09年2月1日 作業BGM「レモン」石鹸屋。

 

 
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非公開コメント

No title

おもしろそうです。
動画作っていただけるなら楽しみに待ってます。

タイトルは「試作品で幻想入り」とかどうでしょうか?
…弱いか。

No title

とてもおもしろいと思います。
動画として制作していただけるのなら必ず私も見させていただきます。
ギャグの増量はむしろ大歓迎です。
タイトル案ですが「衣玖さんと幻想旅行記」というのはいかかでしょう。
すみません何か違いますね。

No title

めっちゃオモローじゃないですかww
にとまりも楽しめましたし、うp主にはwktkしてますよwww動画でも観たいと思ってます。
タイトルですが、
「幻想郷でキャーイクサーン」
とかどうでしょう?なんかすみません。
では不束者ですが動画待ってますw
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プロフィール

雨竜三斗

Author:雨竜三斗
雨竜三斗は文章系創作活動の名前

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