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オリジナル百合SS「江ノ島センチメンタル」

 最近創作に必要なエネルギーが生活に吸われてしまい、喫茶店に篭っても数行しか進まないという状態が続いてました。
 それじゃダメだし、生活もまた変わってきたのでやりたいことをやろうと、リハビリというか肩慣らしというかそういう感じでいつもどおり肩の力の抜けたSSです。
 そういうときはやっぱり鎌倉や江ノ島に行きたくなるのでいつの間にかシリーズ化した百合SSを書きました。


 多趣味なメガネっこ。写真撮影、漫画の読み書き、読書(なんでも、部活は演劇と放送をかねてるし、週3ぐらいでファミレスのバイトをしてる活動意欲にあふれてる女の子。
 
かおり
 世話焼きで舞のことが気になる女の子。舞と同じ演劇部。
 舞と違ってそこまで活発ではないけどコーヒーが好きで喫茶店や缶コーヒーに詳しい。

 二人の設定はこれだけ。あとはその場その場で追加したり増えたりします。
 今回はそのときに使った写真を挿絵代わりに使ってます。雰囲気を出せたらいいなと思ってます。

 現在シリーズタイトル考え中。案としては「湘南&鎌倉 リリー&サレナ」ってのがあります。
 リリーもサレナも花の「百合」の意味です。リリーは確実なんですけど、サレナも百合って意味ですよね。機動戦艦ナデシコで黒百合って意味のメカ「ブラックサレナ」ってのがいますし、多分あってる。


 せっかくの夏休みで、部活もなく、これといった予定もない日。午後からあたしはぶらぶらと江ノ島の見える海岸沿いを歩いていた。家でごろごろするのも飽きたので、他にする事といえば散歩ぐらい。
 この時期は観光客も多く、にぎやかというよりうるさい。海から聞こえる黄色い声、国道134号からは車とバイクの音、とおりすがるゴッツイ英語。いつも以上に気になる。
 夏の太陽は慣れてるけど、なんだか喉が渇いた――というより缶コーヒーが飲みたい。自分のコーヒー中毒っぷりを改めて感じる。
 飲み物なら階段を下りてすぐにある海の家とかそういうとこにあるけど、混んでるしあたしの飲みたいコーヒーはない。
 コーヒーを我慢しながら歩いていると、モンハンとのタイアップだろうかアイルーの絵がある海の家があった。そいえば最近マイとモンハンをやってないことに気がついた。マイは多趣味だからどうしてもできなくなることがあるのはしょうがない。
 しょうがないんだけど……。
 とマイの事を考えているといつの間に江ノ島が近くなっていた。地下を降りて左に行くと江ノ島弁天橋。
 そこで島に行く気にもなれず、地下を降りて右へ。上るとファーストフード店、用があるのはその隣のローソン。マイ曰く、他のローソンと比べるとちょっと大きめらしい。
 江ノ島に来るときとか、近場のコンビニにできない用があるときは大体ここにくる。ポイントも1000ポイントぐらいたまってる、マイのが。
 涼しい店内はあたしと同じくらいの歳の男女が多い気がする。よりにもよってカップルばかり。変な気分なのでコーヒーだけ買ってさっさと出て行く。今回はポイントがつけられなかった。
 暇だしやっぱり江ノ島行こうかと思ったけど、こっちもカップルが多くその気がうせた。地下を上り下りして江ノ水のほうへ。江ノ水に行くわけじゃないけど。
 片瀬橋。マイが江ノ島を『見る』のによく来る場所だ。
 弁天橋と江ノ島が海が見えるスポット。マイはそう言っていた。
pic683.jpg
 そんなマイを思い出しながらコーヒーを開ける。缶コーヒーのエメラルドマウンテン。苦すぎず、甘すぎず、味もいい。この景色のようなベストバランス。
 ……思わず深いため息がでる。マイがいたら『幸せが逃げちゃうよ』とあたしの口をふさいでくるに違いないと思えるほどのため息。
 こういうときにいないマイは今どこにいるかというとお台場。家族でガンダムを見に行ってるらしい。
 別にマイがいないからと憂鬱とかそういうわけではないはず。ホント暇だし、カップルは多いし。そう、そういうこと。
 そりゃ、マイとは『そういう関係』だよ。龍恋の鐘だって鳴らしたし、南京錠だってつけてきた。女の子同士でご利益があるかはさておき、そういうことをした。
 マイとはほぼ毎日会ってるし、何かにつけて一緒だ。だからこういう日が一日ぐらいあったっていい。あったっていいはず。なんだけどなぁ。
「か~お~り~ちゃんっ」
 後ろから誰かが抱きついてくる。もう誰かじゃなくてこんなことをしてくるのはマイだけだし、マイだけしか許してないし、声でマイだって分かるし、とにかくマイだ。
「あれ、ガンダム見にいったんじゃ」
「うん~そうなんだけど、ミュージアムに入れなくってあまり長居しても意味ないって帰ってきちゃった」
 あたしをホールドしながら状況を説明。東京と藤沢じゃあまり距離もないし、帰ってくるのもこんなものか。
「かおりちゃんが家にいないって聞いたから、ここかなぁ~って思って」
「どうして?」
「なんとなく」
 ここに来たのもあたしの気まぐれだし、誰にも言ってなかった。本当にマイは勘で来たようだ。
「来てみたらかおりちゃん憂鬱そうな顔してたから思わず抱きついちゃった」
 あたしを開放するとえへへと笑う。まったくこの子は……。
 でもなんだか嬉しいから何かご褒美があげたくなった。といってもマイと同じ事は恥ずかしいからできないし、お小遣いっていうのもあれだし、本当に財布とケータイだけ持って出てきたからあげられるものなんてない。
 と考えてたら手に持ってるものに気がついた。あと半分くらい入ってる。
「コーヒー飲む?」
「うん」
 あたしの飲みかけだから間接キス? そのくらいマイなら友達としてるだろうけど、あたしのだとなんだか意識する。
 恥ずかしながら間接じゃなくてもしたことあるわけで、いまさらなんだということなんだけどね。
「いつものかおりちゃんに戻ったね」
「そう?」
「うん、わたしには分かるよ」


写真はクリックすると途切れたところも見れます。
かおりはイメージしてたキャラや声のおかげでツンデレちっくというかそんなキャラになってしまってますね。あまり深く考えずに書くとキャラは勝手に動いたりしゃべったりします。
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