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オリジナル百合SS「江ノ島展望台デート」

 日帰りで行く鎌倉みたいな番組をやってて鎌倉行きたくなったので書きました。舞台は江ノ島ですがw
 特に深く考えないで書いてるのであまり長くはないです。早急に百合分を補給しないと死んでしまうとか、ちょっと百合っぽいのが読みたいときにどうぞ。

 簡単な設定。

 多趣味なメガネっこ。写真撮影、漫画の読み書き、読書(なんでも、部活は演劇と放送をかねてるし、週3ぐらいでファミレスのバイトをしてる活動意欲にあふれてる女の子。
 
かおり
 世話焼きで舞のことが気になる女の子。舞と同じ演劇部。
 舞と違ってそこまで活発ではないけどコーヒーが好きで喫茶店や缶コーヒーに詳しい。


 二人の設定はこれだけ。あとはその場その場で追加したり増えたりします。
 今回はそのときに使った写真を挿絵代わりに使ってます。雰囲気を出せたらいいなと思ってます。


 今日は江ノ島展望台にやってきた。あたしは基本的に舞についていくだけだから、ここに来たいと言った舞についてきただけ。
 それでも舞はあたしとここに来るのがうれしいらしく、いつもよりちょっとおめかししたような格好だ。あたしは普段着も当然なのに、舞はまるでデートの気分らしい。
「わたしは舞、フリーのカメラマンさ」
 と謎の台詞を言うと自慢のカメラで展望台からの景色をシャッターに収め始める。
 舞は結構高そうなカメラを持ち歩いて散歩をしている。それなりの値段がしそうな一眼レフ。
「舞、そのカメラって高いでしょう? バイト代で買ったの?」
「ううん、お父さんのお古。今最新のモデルが出ちゃったからくれたの」
 子供がこうなら親もそうなのかもしれない。趣味も性格も。こんなによさそうなカメラをホイホイ子供にあげちゃっていいのだろうか。
 舞がかわいがられてるとも考えられるけど、おもちゃにしては高いものなんだし……。あたしの性格からじゃ考えられない。
「とんびだ」
pic682.jpg

 舞がつぶやくとカメラの視点を藤沢の街から空へ変える。独特の鳴き声を響かせながら展望台の周りを気持ちよさそうに飛ぶトビ。
 何枚かシャッターを切るものの、あまり満足そうな表情にならない舞。
「フリーのカメラマンだけど野鳥の撮影は専門外なのさ」
 ああ、そういうことか。
 舞の台詞の意味がようやく分かった。ちょっと前にはまったホラーゲームのキャラの台詞だ。舞のやってるゲームの中では珍しくあたしのツボに入ったゲームでシリーズ全て通してやっている。
 ちなみにこの台詞を言ったキャラクターは野鳥の撮影を趣味にしている。自分の撮影がうまくいかなかった舞の自虐ネタだ。
 トビは撮影のうまくいかない舞をよそに島のほうへ降下していく。
「とんびと一緒に景色がとりたかったんだけどなぁ」
「まあまあ、あたしたち地元民なんだしまた今度撮ってみようよ」
 手すりにだら~っと寄りかかって脱力する舞の頭を撫でる。
 舞は多趣味で毎日忙しくしてるけど、小柄でどこにそのバイタリティやキャパシティがあるのか分からない。この撫でてる頭にも、どれだけの知識や経験値が詰め込まれているのか。
 口には出さないけどそんな舞がうらやましかったり、好きだったりする。本当に口には出さないけど。
「そだねー。今日は景色を堪能して、今度はお父さんにも野鳥の撮り方聞いてくる」
 カメラを構えるのもやめて、ぼんやりと藤沢の町並みを眺める舞。あたしも手すりにほほ杖をついて雲の少ない空と、街と、海をなんとなく見つめる。
 舞があたしに寄り添ってくる。服越しにも舞の体温が伝わるほどのくっついてくる。別に暑い時期じゃないからいやじゃないけど、観光シーズンでもないから人もそこまで多くないけど。
 恥ずかしいかもしれない。
「江ノ島の神様が嫉妬しちゃうかな?」
 つまり舞はそういう気持ちであたしにこうして寄り添っている。ホントにデートになっている。
 江ノ島にカップルでくると神様が嫉妬心から別れさせてしまうというジンクスがあるけど、あたしたちでも嫉妬してしまうのだろうか。神様に直接聞いてみたいけど、あたしたちには神様は見えない。見えたとしてもものすごい表情で睨まれてたら直視できないだろうし、やっぱりいいや。
「いいじゃない。そんな力くらいじゃ離れたりしないでしょ」
「そうだね。えへへ」
 笑いながらあたしの肩に頭を傾ける。
 舞とはいつからか、本当に覚えてないけど、こういう関係になっている。舞からなのかあたしからなのか、それすらも覚えがない。
 二人で江ノ電に乗って、手を繋いで鎌倉で買い物をして、並んで江ノ島を歩いて、まるで恋人である。
 ……まるでじゃない、舞はあたしの恋人で、あたしは舞の恋人。
 そう考えるとやっぱりデートだった。
「ずっとこうしてたいな」
「閉館時間までいようか?」
「かおりちゃんが……いいなら」
「おなかすいちゃうよ」
 そうだね、と笑う舞。



 うまく落ちなかったです。でも展望台から落ちちゃダメですよ。
 画像はちょっと切れちゃったので見たい方はクリックしてみるといいです。
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