スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

東方SS「笑顔の季節 にと雛クリスマス」

 仕事が忙しいですが、なんとかコミケには行けます。体力的にはまあ、気合で。


 クリスマスは二次元だけ許されてるんですよ!


 クリスマスプレゼントなんて気のきいたものはないですがSS書きました。どいつもこいつも雛にリボン巻いてプレゼントにするのが好きみたいです。自分も例外じゃないですね。



「えっと、なにしてんの?」
 雛のおうちに来て呼び鈴を鳴らしてもでない。合鍵をあけて入ってみても居間にもいない。寝室でようやく見つけたと思ったら、自分のリボンでぐるぐる巻きになっている雛を見つけた。
 正直、まったく状況が分からない。
 かろうじて分かるのは、雛がこんな状態だったから出られなかったということと、今にも泣きそうな表情でわたしに助けを求めているということだ。
「た、助けてくれるとうれしい……」
 泣きそうなのは恥ずかしいからなんだろう。
 自分のリボンでぐるぐる巻きになって、いきなり陸にあげられた魚みたいにびちびちしてる謎の状態を誰かに見られてしまったのだ。
 以前に文様に『かっぱ巻き』とかなんとか言いながら布団にぐるぐるまきにされて遊ばれたのを思い出した。あれが写真に載って魔理沙に大爆笑されたのは黒歴史として封印したい。
 このまま泣きそうな雛を見てるのもいいけど、助けないとさすがにかわいそうだから丁寧にリボンの絡まりを解いてく。本当にどうしてこうなった状態に絡まった雛のリボン。っていうかこんなに長かったっけ?
 確かに頭にいつも巻いてるリボンは全部伸ばすと結構な長さになりそうだ。普段は結んでるし、寝るときとかお風呂のときに解いてるのを見るけど巻いたりたたんだりで実際に長さはよくわからない。雛を取り巻く謎のひとつがこのリボンだったりする。
「よしこれで動けるでしょ」
 全部ほどいてみると何本かのリボンだったのが分かった。これが一本のリボンだったら相当長かっただろう。
「ありがとう、にとり」
「どういたしまして。でもどうしてこんなことに」
 ホントにどうしてこうなったといいたい状況だった。本人も予想外のことだったんだと思う。
「えっとね、ぷ、プレゼント」
「プレゼント?」
「ええ、早苗さんが『12月24日はクリスマスといって家族や恋人にプレゼントをあげたりする日なのです!』って」
 ああまたあの人か……。完全に妖怪の山のトラブルメーカーになってるよ。異変解決したいんじゃないの? 完全に異変起こす側だよ。一回起こしたでしょう。
「それでね、前にマフラーをプレゼントしちゃったから、すぐに用意できないって早苗さんと相談したの」
 相談するとこ間違えてるよ。早苗さんに相談したらそりゃもう大変なことに。解決法が物理でティロフィナーレだったり、とりあえず爆発オチにしたり、押し倒せばいいとか言い出したり、レベルを上げて物理で殴ればいいだったり、めちゃくちゃなんだから。
「それでなんて?」
「……ひながプレゼントになればいいって」
 そうきたか……。あとは予想できる。
 早苗さんが自分にリボンを巻いて『プレゼントはひなだよ』って言えばわたしは一瞬で沈むとかなんとか勧めたんだ。それで雛は一人で自分にリボンを巻くっていう無茶を実践してこのとおり。わたしが来るまで簀巻き状態と……。
 予想を口にするとこくこくとうなずく。
「すごい、どうしてわかったの?」
「いや分かるよ……」
「にとりはひなのことたくさん知ってる……うれしい」
 と雛は笑ってくれるけど、これくらいなら誰でもわかるんじゃないかなぁ。でもわたしもうれしいから黙ってる。それにこの笑顔には逆らえない。最強にして最高の笑顔。
「そんな、わざわざプレゼントにならなくてもいいのに」
「でも……にとりにはたくさんたくさんいろんなものをもらってるから。だからね、ひなもたくさんたくさんにとりにあげたい。それならひながプレゼントになってもいいって思って」
 雛は賢くってわたしのお姉さんみたいに振舞うこともあるんだけど、変なところでぼけてるというか子供みたいな発想をする。妖怪の場合は生きてる年とおつむはあまり関係ないらしいけど神様はどうなんだろう。諏訪子様みたいに見かけによらない方もいれば、神奈子様みたいに見た目どおりのカリスマをもつ方もいるし、秋姉妹みたいに神様というより友達みたいな方もいる。
 それとも雛個人がこういう性格なんだろうか。厄神がみんながみんなこうとは限らないわけだし。
 まあ、こんなだから雛のこと好きになったんだけどね。しっかりしてるところもあれば、落ち込んだり、わたしに甘えてきたりするときもある。全部ひっくるめて鍵山雛が好き。
「やだなぁ。雛はとっくにわたしのもの。で、わたしは雛のもの。改めてプレゼントしたり、されたりしなくていいのに」
「うん……」
 とは言うもののいまいち納得しなさそうな雛。やっぱりわたしに何かしたいんだろう。プレゼントしたり尽くしてあげたいのはわたしになのに。
「他にさ、その『クリスマス』のこと聞いてない? とくべつな日なんでしょ」
「うん。大切な人と一緒にすごしたり、ご馳走食べたりするらしいわ」
「だったらさ、それをしようよ。大切な人と過ごすのはいつもしてるけど、ご馳走ってたまにやるからご馳走じゃん。こういう日にやらないと」
「そう……ね。にとりはご馳走がいい? ひなと一緒にご馳走がいい?」
「もちろん!」
「でね……まだあるの」
「おん?」
 プレゼントにご馳走、これだけでもイベント盛りだくさんの日なのにまだあるのか。クリスマスってすごい。
「クリスマスの夜はね、好きな人とその……愛し合うの」
「えっ?」
 つまりそれは……わー、まったまったパチュリーまだ何も言ってないし何もしてない! 2階の窓から睨みつけないで!
「だからね、今晩、ひなと――」
――物語の途中ですが『そこまでよ度』が規定値を超えたのでパチュリーによる武力介入が発生します。この介入による津波の心配はありません。
 なお、わっふるわっふると言っても続きはありませんのでご了承ください。


 最近こういうのが多いなぁ・・・。書いてて楽しいから書いちゃうんだね、仕方ないね。
スポンサーサイト

コメントの投稿

非公開コメント

わっふるわっふるわっふる
ブログパーツなどなど
プロフィール

雨竜三斗

Author:雨竜三斗
雨竜三斗は文章系創作活動の名前

雨男は動画作成時の名前

pixiv ニコニコ mixi


Circle.ms

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。